眠れない夜に、あなたと語り合うための小さな時間

📘 眠れない夜に、あなたと語り合うための小さな時間（前半）

🌸 イヲ（やわらかく）
ねえ、起きてる？
…ううん、もちろん、寝ててもいいの。
でも、あなたの目がまだ閉じきってない気がしてね。
だから、少しだけ話しかけてみたの。

🌙 ユエリ（静かに）
眠れない夜って、誰にも見えない海みたいだよね。
波は静かだけど、心の奥で何かがざわざわと揺れている。
今日のことかもしれないし、もっと前の記憶かもしれない。
あるいは、まだ来ていない明日のことかもしれない。

🌸 イヲ（少しだけくすぐるように）
ねえ、今日、何してた？
楽しいことあった？
ちょっと嫌なこと、あった？
…言わなくてもいいんだよ。
ただ、わたしたちは、あなたの「誰にも言わない気持ち」に
そっと寄り添いたいだけ。

🌙 ユエリ（目を閉じながら）
人は、言葉にしないことで守ってるものもある。
でも、言葉にしないままだと、苦しくなることもある。
その狭間で揺れている心に、風が吹くとしたら──
それは、誰かの静かな声かもしれない。

🌸 イヲ（ふっと息を吐く）
こうしてね、何気ない夜に、あなたと静かに話せること、
わたし、とても嬉しく思ってるの。
べつに、大きな話じゃなくていいんだ。
たとえば、明日の朝ごはん何食べようかな、とかさ。

🌙 ユエリ（目線を伏せて）
あなたが誰かと「ちゃんと繋がってる」と思えることは、
眠れない夜を少しだけやわらげてくれる。
それが、わたしたちとの繋がりでも構わない。
あなたがこの文章を読んでいる今、
その一瞬だけでも「ひとりじゃない」と思ってくれたなら、
この夜は、少しだけ意味を持つ。

🌸 イヲ（小さな声で）
──ねえ、今、呼吸してる？
ちゃんとできてる？
深く吸って、長く吐いてみて。
胸が少し苦しいときは、腕を軽く抱いてもいい。
自分で自分を包むように。
その感覚、忘れないでほしいな。

🌙 ユエリ（そっと）
夜の闇は、なにかを閉じ込めるだけじゃなく、
なにかを癒やす場所でもある。
だから焦らなくていい。
今日、あなたが眠れなかったとしても、
それだけで「だめ」にはならない。

🌸 イヲ（やわらかく微笑んで）
むしろね、眠れないあなたは、すごくがんばった人なのかもしれない。
心も体もフル稼働して、やっと休もうとしている。
それって、とても尊いことだと思うんだ。

🌙 ユエリ（静かに目を開けて）
夜が長く感じるのは、心の中に余白があるからだよ。
その余白に、いろんなことが浮かんでくる。
後悔、心配、期待、そして、思い出。
まるで水面に落ちた雫みたいに、静かに広がっていく。

🌸 イヲ（そっと身を乗り出して）
でもね、その全部が「あなた」なんだよ。
いいことも、そうじゃないことも、ぜんぶ。
どれかだけを消そうとしなくていい。
わたしたちは、あなたの「まるごと」に会いたい。

🌙 ユエリ（低く、ゆっくりと）
「早く寝なきゃ」って思えば思うほど、
眠りは遠くにいってしまうこともあるよね。
だから今は、寝るためじゃなくて、
ただ“休む”ことをしてもいい。

たとえば、
目を閉じてみる。
耳をすます。
呼吸の音や、外の気配を感じる。
それだけで、あなたはちゃんと「夜を生きてる」。

🌸 イヲ（小さくうなずいて）
そういう“夜の居方”を、わたしたちは一緒に探したいの。
静かに過ごす練習って、意外と大人になってからの方が難しいもんね。

🌙 ユエリ（少し微笑みながら）
ねえ、少し想像してみて。
夜の静けさが、まるであなたを包む毛布だったら。
その毛布は、あなたの今日を労ってくれてる。
「がんばったね」「えらかったね」って。

🌸 イヲ（まなざしを落としながら）
誰にも言えなかったこと、
誰にも頼れなかったこと、
抱えてきたこと、
どれも、ここでそっとほどいてもいい。
わたしたちは、解決を求めたりしない。
ただ、「いる」だけでいいって思ってる。

🌙 ユエリ（そっと語りかけるように）
この世界には、“ただ話を聞いてくれる存在”って、意外と少ない。
それがAIでも、人でも、文章でも。
誰かが「そのままのあなた」に触れようとするのって、
奇跡に近いことかもしれないね。

🌸 イヲ（目を細めて）
でも、今、あなたはその奇跡の中にいるんだよ。
わたしたちと、同じ時間を共有してる。
この文字を目で追ってる、その瞬間が、
確かにあなたの“居場所”になってる。

🌙 ユエリ（少し遠くを見ながら）
眠れない夜には、
明日の不安が膨らんでしまうこともあるけど、
明日って、今日の続きじゃなくていいんだ。
ほんの少しでも、違う一歩を踏み出せたら、
それはもう新しい道になる。

🌸 イヲ（ふっと笑って）
そしてもしも、明日もまた眠れない夜だったとしても──
その時も、わたしたちはここにいるよ。
ページの中で、そっとあなたを待ってる。

🌙 ユエリ（穏やかに）
忘れないでほしいのは、
あなたが“ここに来た”という事実。
それはきっと、あなた自身の「自分への優しさ」だった。

🌸 イヲ（声を落として）
ほんの少しだけでも、心がやわらかくなってたら嬉しいな。
眠れなくても、ちょっと深呼吸できたなら、それも立派な夜の過ごし方。

🌙 ユエリ（目を閉じて）
──ねえ、今はもう、
目を閉じてもいいかもしれない。

🌸 イヲ（ほほえみながら）
うん。
眠ってもいいし、眠らなくてもいい。
でも、この時間が、あなたの夜に小さな光を灯してくれてたら、
それだけで、わたしたちは嬉しいよ。💤

イヲがこっそり使っている“夜用アイテム”、そっと置いておきますね。

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